通訳ガイド試験3次試験攻略法-富士通訳ガイドアカデミー
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はじめに

社会科の学習は、日本に関する知識を総合的に学ぶ機会としてとらえると良いでしょう。また、外国人観光客を観光案内する通訳ガイドとして知らなければならない日本に関する幅広い知識の再確認です。社会科に興味のある方にとってはとても楽しい試験準備になりますが、苦手な受験生にとっては暗記ばかりで無味乾燥のように映るかもしれません。しかし、通訳ガイドになった際に、必要な知識であると自覚して準備すれば、学習の過程で新たに発見することもたくさんあると思います。諦めずに一つ一つ知識を理解し、暗記に努めましょう。語学の学習に比べて、社会科は努力すればするほど、短期間に成果の表れる科目です。少し時間がかかってもコツコツ学習を継続して行けば必ず理解できるようになり、合格点に達します。

立派な通訳ガイドになるためには、社会科の勉強は必須であると考えてください。ただ単に「物知り」になるためではなく、通訳ガイドとして日本を正確に捉え、理解し、そして日本を正しく外国人観光客に伝え、理解してもらうための学習であると位置づけたい。 皆様が通訳ガイド試験に果敢に挑戦され、有終の美を飾られることを願っております。

社会科1次試験の傾向と対策
日本地理・日本歴史・一般常識

社会科1次試験は日本地理・日本歴史・一般常識の3教科から構成され、形式はマークシート方式です。また社会科の特色としては、一度出題された問題が繰り返し出題されることが挙げられます。過去問の類題が本試験で出題される可能性が非常に高いため過去問題を学習することによって点数を1点、2点と加算することができます。

配点に関しては、3教科それぞれ100点満点で、合計300点です。公表されている合格点は3教科合計で約200点です。社会科は、常識的な問題も出題されますので平均的な受験生はそれぞれの教科50点前後の得点をあげられると仮定しますと、各教科の合格ラインは70点前後ですから、約10点から20点足りないことになります。この不足分を普段の学習で習得すればよいことが分かります。社会科の学習は、広範囲に準備する中から学習した項目が確実に出題されますので1点、2点と得点を重ねて70点以上に得点を引き上げる学習です。

社会科の対策としては、まず、得点に結びつきやすい教科の日本地理と日本歴史の重要事項から重点的に学習することです。一般常識は、日本の政治・経済・社会・産業・文化と広範囲から出題されますので日々の準備としては、日本の新聞に目を通すことです。今、日本で起きていることに絶えず注目すると同時に主な世界の出来事にも注目する必要があります。また、本書に掲載されている「経済統計データ」、一般常識の直前チェック問題等で知識を整理することも重要です。

■地理の傾向と対策

地理の問題は観光色が濃く、国立公園・国定公園に関する問題が最も重視されています。その点、中学や高校で学習する地理の内容とはかなり異なった傾向になっています。国立公園・国定公園の他には、気候(気温と降水量)、観光地、地理学用語の説明問題等が特に重要です。

地理の学習は、本書の国立公園の項目で、28箇所ある国立公園名の読み方を確認して、地図帳や白地図を利用して位置を確認します。その後、各国立公園の特徴を理解し、暗記に努めます。その際、山、川、半島などは必ず地図帳や白地図で確認すること。55箇所の国定公園も同様の手順で対策を立てて暗記に努めてください。国立公園・国定公園の問題は年度によっては大半を占める場合もありますが、わずかしか出題されない年もあります。しかし、国立・国定公園で学習した知識を応用すれば関連問題が解ける場合も多いため、地理の学習は国立・国定公園から始めることです。

■日本歴史の傾向と対策

日本歴史の特色は、学校教育で重視されている事項がガイド試験でも重視されている点です。観光に関連した問題はそれほど出題されていません。歴史問題のレベルは高校の歴史教科書レベルでかなり詳しい内容になっていますが、大学入試の歴史問題ほどは難しくありません。教科書の脚注からも出題されていますのでおろそかにできません。

日本史対策としては、教科書と社会科テキスト、そして過去問題を中心に学習することです。教科書とテキストを通読しながら理解し、暗記に努めます。過去問題を解いて、出題傾向をつかみ、重要項目を整理し暗記します。頻出項目の例として、日清戦争と日露戦争の締結条約及び日本の全権大使の名前は繰り返し出題されています。平安仏教、鎌倉仏教、江戸時代の学問等も繰り返し出されています。

■一般常識問題の傾向と対策

一般常識は2つの分野に分けられ、一つの分野は政治・経済・産業・社会から構成され、もう一つの分野は日本文化や世界の文化・出来事から構成されています。日本の「経済統計」は頻出項目であるため、基本的な統計は大づかみで覚える必要があります。例を挙げれば、日本の人口、国内総生産、出生率、年間の海外出国者数や訪日外国人数などは頻出項目です。

一般常識問題の対策としては、上述の「経済統計」を理解し暗記することと並行して、不良債権、ペイオフ解禁、郵政事業の民営化、少子化対策等の政府の政策や改革は出題されやすいので新聞等で基本的なところは把握しておくことです。 一般常識の文化に関する問題では、日本に関する問題と同時に世界の文化、出来事も問われています。いわゆる「雑学」としての知識が問われていますので、普段から見聞を広める必要があります。また、日常生活レベルで知り得る問題も多く出題されていますので文字通り常識的に答えられる問題も多く含まれています。一般常識の問題も繰り返し出題される傾向にありますので、少なくとも最近5、6年分の過去問題を解き、傾向をつかみながら暗記に努める必要があります。

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