通訳ガイド当校合格者大八木 智子さん
2009年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

私が旅行の世界に初めて足を踏み入れたのは、英語を勉強するためワーキングホリデービザでオーストラリアに一年間滞在していた時、現地ガイドとして働いたことがきっかけでした。お客様の喜ぶ顔を見て、この世界の魅力にすっかりはまってしまいました。帰国してからは海外ツアーの添乗員になり世界中の色々な国へお客様を案内しました。その中で色々な国の人々や文化に触れられたことは私にとって忘れられない経験となりました。
そして何よりも私の印象に残ったのはヨーロッパで出会った数々の現地ガイドさんたちでした。彼らがガイドという仕事に誇りを持って働いていること、その知識の豊富さ、お客様を楽しませるスキルに感心しました。またライセンスガイドの地位が確立していることにも驚きました。また日本人旅行者が世界中どこにでもいるのに比べて、日本へ来る外国人旅行者はなぜ少ないのだろうと感じました。日本が外国人にとってもっと魅力的な訪問先になるように自分にも何かできないだろうかと思ったことが、ガイド試験にチャレンジしてみようと思ったきっかけでした。ガイド試験を受けようと決心はしたものの、何から手をつけてよいのか全くわかりませんでしたし、早く合格するには学校へいくのが一番と思いました。入学時まだ息子が一歳でしたので、月一回だけなら時間的にも経済的にも通えると思い、富士アカデミーの大阪日曜クラスを選びました。

1.1次試験英語対策

月一回だけの授業で本当に合格できるのだろうかと不安もありましたが、とにかく英文精読の予習と復習、小テストの復習だけはしっかりとやりました。先輩方の合格体験談にならって、英文精読は毎回ノートに自分なりに全文訳をつけていきました。そのおかげで実際の試験でもきちんと和訳をつけるくせがついたと思います。
知念先生の授業の中で、ひとつの文章を単語の意味や文法まできちんと正しく理解したうえで、さらに日本語らしい自然な表現に直していくということを学びました。最初は全く読めなかった英文精読も続けていくうちに徐々に自分なりにすんなり読めるようになってきて、少しずつ力がついてきているのが自分でもわかりました。
また小テストは限られた時間内に問題を解いたり、英作文を仕上げる訓練になりましたし、実際の試験でも役立つ基本的な表現がたくさん出てきましたので、繰り返し復習しました。入学時に過去の小テストのプリントと解説CDをいただけたことは本当に良かったです。また単語の暗記が苦手でしたのでテキストの<青い単語集>から自分で例文を作り、音読したものをipodに入れて家事をしながら聞いて覚えました。特に<ガイド必須単語集>は実際の試験ではスペルも書けないとダメだと思い、書きだして覚えるようにもしました。他にはとにかく英語を読むことに慣れようと思い、NHKの無料サイトで毎日更新される<ニュースで英会話>を寝る前に必ず読むようにしていました。実際のNHKニュースをわかりやすく解説してあり、毎日10分程度なので私でも続けることができました。試験の直前は、とにかく富士の教材プリントや<ガイド必須単語集>を繰り返し復習しました。本当に勉強したと言えるのはそれぐらいですし、富士の教材以外には特に何も買わずにすみました。
また実際の試験では、まず単語、それから先に苦手な英作文、そして長文問題の順で取り組みました。

2.1次試験社会科対策

旅行取扱主任者の資格を持っていたので、地理だけは免除でした。日本史には自信がなかったので、テキストの<山川の教科書>を一通り読むことから始めました。また写真や図表などで見たほうがわかりやすいと思ったので、<山川の日本史図録848円>を追加で購入しました。一般常識については富士の社会科テキストと先生にいただいたプリントだけで勉強しました。それから社会科テキストの問題や富士のホームページからダウンロードした過去の試験問題を解いて自己採点していきました。それで間違えたところは、テキストや日本史図録をみて再度確認して繰り返し覚えるようにしました。また知念先生が授業のなかで必ず試験にでる重要ポイントを教えてくださるので、特にそこはしっかりと覚えるようにしたのが良かったと思います。他には毎週火曜日のNHK高校日本史講座をNHKの無料サイトで観たりして勉強したことの確認をしました。

3.2次試験対策

今回は一次試験だけでも受かれば良いと思っていたので、一次試験が終わるまで全く二次試験の勉強はしていませんでしたし、する余裕もなかったという感じでした。でも万が一受かっているかもしれないし、ダメでも来年の勉強になると思い、デネス先生の大阪日曜二次対策講座(3回)を受講しました。デネス先生は日本文化に精通しておられるとても熱心な先生でした。授業のテーマ以外にも外国人が疑問に思うことや、宗教観や価値観について日本人とは違う視点からいろいろとアドバイスしてくださり、例えばGodとDeityどちらを使うかなど、実際にガイドになってからとても役立つような内容でした。
結局、試験までに二次対策テキストを全部は勉強できませんでしたが、日本文化や歴史を中心に色々な質問に答える練習をしました。(実際の試験では全く歴史について聞かれずがっかりでしたが)自分なりに気をつけたことは、なるべく簡潔に結論から答えて、後から説明を付け加えるようにしました。

4.これから受験される方へのアドバイス

私は英文科卒でもなく、留学をしたわけでもなく、英語は全くの独学でしたので富士アカデミーの授業の勉強するだけでも精一杯でした。それでもなんとか合格できたのは、絶対に合格するんだという気持ちだけはだれよりも強かったからだと思います。とにかく自分を信じてできることを少しずつでも続けることが大事だと思います。
実際、家事と子育てをしながら睡眠時間を削っての勉強は何度もくじけそうになりましたが、その度に絶対に合格していつか自分のオリジナルツアーを作りたいという強い意志で頑張りました。
皆さんも、自分はなぜ合格したいのか、合格したら具体的にどんなことがしたいのかという強いイメージを描いてみると良いと思います。そうすればきっとあきらめずに最後まで頑張れると思います。

5.富士のよかったところ

なによりも料金が良心的だと思います。授業のなかで先生がテキスト以外にもたくさんのプリントをくださるので教材はほとんど富士アカデミーのものだけですみましたし、教材の質が高かったです。
富士の教材をしっかり勉強していれば確実に試験に必要な実力がついていくと思います。そして知念先生のすごく知的なのに、どこかおちゃめなキャラクターのお陰でクラスの雰囲気がとても和やかなのが魅力で、毎回通うのが楽しみでした。