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私のガイド物語

河崎 佳子さん

富士アカデミー 2007年度合格者
通訳ガイド免許番号(登録番号)東京都第EN02317号

自己紹介

1988年から2005年1月まで米国テキサス州で過ごした浦島花子です。
その間アメリカから学んだことのひとつ、自分のできることで社会に貢献するということ。区の小学校英語指導員を経て、現在も通訳翻訳ボランティアとして外国人居住者の生活向上のお手伝いをしています。
また、富士で勉強中、IT企業で社内翻訳に携わったことがきっかけで、今も翻訳勉強中。

私のモットー
お客様に良い時間を過ごしていただけるように、と心がけています。

旅行の概略

日程: 2009年7月26日(日)
お客様: ビジネスで来日の
メキシコから4名(内女性1名)・アメリカから1名・日本企業の方3名
訪問箇所: 都内観光とお買い物
皇居・国会議事堂・秋葉原(車窓)〜靖国神社〜浅草〜有楽町

ガイディングの実際

  • 8時出発の予定が前日9時に変更され、当日お客様がそろって出発したのは9時半近く(日本人の方々はいらいらしていたのですが、メキシコ人の方々はのんびりと現れたので、ゆったりとしたペースの方が良いのではと思いました)。昼食の予約12時半に間に合うように浅草観光・買い物をすませ、昼食後ビックカメラで買い物をして午後4時に会議があるので3時にはホテルに戻るように常に時間に気を配りましました。
  • 急な行き先の変更で少々頭が混乱しましたが、皇居、皇室、東御苑、国会議事堂、衆議院の解散、新聞の世論調査の結果、高齢化社会と出生率低下、秋葉原にさしかかり麻生首相が就任時若い世代から支持を得ていたこと、千鳥ヶ淵の桜、お花見など話し、靖国神社へ。
  • 靖国神社、手水舎でデモンストレーションをすると、女性の方が同じようにやってみて写真を撮りました。中門鳥居内での写真撮影の注意についてご案内。遊就館の売店でお買い物のお手伝い。人出もそれほど多くなく、ゆったりした時間をすごせました。メキシコ人の方は桜の木の下で飲物休憩。
  • 浅草寺では混雑が予想されたので車内で説明をすませて仲見世通りへ。仲見世では、お買い物をされる方もおり、旗棒をもって見失わないように注意していましたが、昼食の時間もあるので、お買い物のお手伝いを。旅行鞄、着物、子供甚平、靴など。大わらじの説明をしましたら、笑われました。
  • おみくじの説明をすると、女性の方がおみくじを引かれました。大吉が出て日本企業の方もほっとされました。メキシコ人男性の方が、「いいことばかり書いてビジネスにどんどん来てもらおうということじゃないのか」とおっしゃるので、「そうですね。でも私は3回続けて凶が出ましたよ」とお話しすると、驚かれていました。因みに前日下見の際、久しぶりの大吉でした。やはり気持がいいものです。
  • この日の目的のひとつである、包丁のお買い物(去年購入した包丁がとてもよかったのでそのお店に行き買いたいとのこと)、包丁1挺お買い上げの方、3挺と砥石お買い上げの方もご満足の様子で、昼食の予約にも間に合いました。
  • 当初時間が少ないのでとりやめるかも、とのことでしたが、マイクロバスの契約時間を確認の後、20分延長しビックカメラへ。どうなることかと思いましたが、無事に時間内にお買い物もすみ(免税の手続きのお手伝いなど)、ホテルに到着。思い掛けず、最後に女性の方から握手を求められ感謝の言葉をいただき、感激しました。

ハプニング

  • 当初5名と聞いていましたが、日本人の方3名が加わり合計8名になったこと。
    マイクロバスが配車されていたのですが、大型バンを想定していたため車を発見するまで時間がかかってしまいました(バスは裏側の出入り口)。
  • 当日の朝ホテル出発前にホストの日本人の方が、当初予定されていた上野恩賜公園を靖国神社に、秋葉原を有楽町ビックカメラでのお買い物に変更してほしいと言われたこと。

新たな発見

面白い質問・意外な質問・難問・珍問

  • 靖国神社で、帰る時に拝殿に背中を向けてもいいのか。宗教によっては後ろ向きに下がるからとのこと。
  • 神社で柏手を打つのはなぜか。説明しましたら、笑われました。確かにちょっと可笑しいかもしれません。
  • 浅草寺の五重塔の位置が移動したのはなぜか。
  • 日本人のお客様から、「手水舎で水飲んじゃいけないの?」「浅草寺はいつもこんなに人が多いの?」

このツアーで特に準備したこと

  • 浅草寺本堂と二天門が改修工事で覆いがかかっているので、写真の絵葉書と江戸時代の様子として広重の版画を用意しました。
  • 下見に浅草、上野恩賜公園、秋葉原へ。実際のツアーでは変更があり上野へは行かなかったのですが、お客様からの「今頃上野の蓮は?」と言う質問に「とてもきれいに咲いています」とお答えすることができました。今回ツアーに含まれず残念そうでした。
  • 前日昼食場所を特定できなかったので、4店の下見(同じような名前だが、別経営)、パンフレットを集め、当日予約の確認の電話をしてご案内しました。
  • 浅草仲見世通りの混雑が予想されたので、旗棒を用意しました。

このツアーで特に配慮したこと

時間の管理と日曜で混雑した人混みの中お客様を見失わないようにすること。

旅を終えて

  • ビジネスで何度も来日されている方は同じ観光場所に行っていることも多く、また日本に関する知識も豊富です。神道と仏教に関する質問(神社、寺に行くと必ず聞かれる)にも日本人の宗教観も含め、もっと本を読んで勉強していたら、と反省しました。
  • 私が富士で勉強していた頃の2次対策−−英訳社説のディスカッション−−が実際の仕事でお客様の質問に答える時など、とても役に立っています。
  • ツアーに同行される日本人の方は皆英語の堪能な方で、いつも緊張します。今回は、途中、英語でツッコミを入れていただきました。しかし、いくつか「え、知らなかった・・・.」と楽しんでいただけたようでよかったです。

私のお勧め観光スポット

勉強中の後輩へ一言励ましの言葉

あるnativeの日英翻訳者・講師は、日本で手に入る良い英文として、The Economist とInternational Herald Tribuneを推薦(これは私が富士で勉強していた時、知念先生が教材として使用していたもの)。The Economistに再び挑戦しています。一緒に頑張りましょう。

Short Essay

米国南部に関するJames M.Vardaman教授の本を読んでいたところ、同教授の著書Talking about Japanese History(邦題は『英語で話す日本史』)をみつけました(対訳)。コンパクトにまとまっており、自然な言い回し、word choice など、2次試験にも役立ちそうです。

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