通訳ガイド試験は観光庁が実施する唯一の国家試験です。語学を駆使して、報酬を得ながら外国人観光客に日本の観光地を案内する仕事です。日本の地理や歴史はもとより、日本の政治、経済、産業、文化、風俗習慣に至るまで幅広い事柄を外国語を用いて説明する知的好奇心を満たすやり甲斐のある仕事です。通訳ガイドは、日本とその心を外国人に正しく伝え、日本での旅を思い出深いものにする責任を担っている点で「民間外交官」とも呼ばれています。
通訳ガイドの意義として、国際親善の一翼を担うという点で、通訳ガイドの仕事は非常に意義のある仕事と言えます。また、自己の視野を広げ、語学を活かせるばかりでなく、仕事を通じて国際社会に貢献できる仕事でもあります。人生80年から100年と言われている現在、長い一生を見据えて語学を生活と心の支えにするために1,2年かけて語学力を伸ばすために努力することはとても有意義なことと考えます。
現代は集団より個を重んじる時代であると言われます。例えば、会社では年功より個人の能力が重視されつつあります。自己の能力を最大限に伸ばそうとする方にとっては、またとない時代です。語学の活かせる職に就きたいと願う方にとっては、通訳ガイドの資格は非常に魅力的なものになるでしょう。年功よりも個人としてのやる気と実力、そして個性が重視されているからです。
さて、富士アカデミーの授業と使用教材の特色に関して少しお話したいと思います。授業はできるだけ分かりやすく、丁寧な説明を心掛けています。授業前半では宿題の単語を確認した後、ガイド試験の傾向である日本文化に関する英文を使用して、丹念に英文を解釈しながら英文の構文を確認し、日本文化への理解を深めていきます。授業後半では、本試験のダイジェスト版と位置付けている「小テスト」を解き、その直後に解答解説を行い、実力の確認をしながら実践的な学習を継続していきます。また、試験問題を分析し、傾向に沿った教材を作成して合格を果たせるよう配慮しています。その結果、オリジナル教材の精読用英文、小テスト、単・熟語集、時事・文化用語集、日本文化事象英文集、そして地理、歴史、一般常識の各種小冊子は受講生に高く評価されています。
学ぶ姿勢に関して、「学問に王道なし」、と言われます。確かにその通りです。楽して身につく学問はないと言えます。成果を挙げるためには、誰にとっても最良の方法は、多くの時間を勉強に割き、しかも集中的に学習することです。また、「努力すれば、必ず報われる。楽しては達成感も成長もない。」も真理だと思います。しかし、やみくもに勉強すれば良いかといえば必ずしもそうとは言えません。富士アカデミーでは、ガイド試験の傾向を分析し、何が問われ、いかにして必要なことを身につけるかを絶えず考え、授業をとおして受講生に学習の指針を示しています。
各種制度に関しては、受講生が無理なく継続して学習できるように、様々なサービスを提供しています。例えば、受講生が都合で休まれた場合に、学習を継続できるように開講以来実施している無料でDVDを借りられる制度があります。受講生の都合に柔軟に対応できるように予約なしの振替制度も充実しています。また、振替もできなかった場合や復習をされたい場合には、ホームページ上で授業を収録した動画を利用して繰り返し学習することもできます。
学校を選ぶ際に、どのような学校であるかを知る手段としては、いくつか方法があると思います。合格者の「合格体験談」をお読みになることは学校を知る上で大きな手がかりになります。また、学校説明会や授業見学に参加されることによって、学校の教育方針や姿勢、雰囲気、特徴等が一層ご理解いただけるものと思います。
最後に、富士アカデミーは受講生の期待に添うように学校の総力を挙げてガイド試験対策に取り組んでまいりました。今後も、学ぶ環境、授業、教材、各種制度を絶えず見直し、改善することによって、受講生の知的欲求を満たし、自己実現を支援し、そして当面の目的であるガイド試験合格を果たせるよう一層邁進するつもりです。
皆様が通訳ガイド試験に果敢に挑戦されて、合格の栄冠を勝ち取られることを心より願っています。