精読用プリントの宿題と単語小テスト対策だけは毎週欠かさず続けました。時事単語のプリントはいつでも持ち歩いて約 1000ワード確実に覚えると良いと思います。単語集や、時事単語リストにのっているものは実際の試験時に非常に役立ち、毎月の模試で自分のやる気を高めることができました。2次試験対策は、1次発表を見てからではおそいので1次合格に自信がなくても、とにかく英字新聞を毎日読み、できる限り富士のセミナーに参加して、覚えた知識を口に出して発表した方が良いと思います。
富士アカデミーの精読用英文の授業が効果的で、おもしろかったです。英文は知念先生が吟味して選んだ多岐に渡る課題のもので、政治・経済・文化と変化に富んでおり、独特の言い回しに慣れ、語い力を広げ、読解力も高められました。英作文に関しては、毎回の小テストの文を Native の先生に添削してもらえるので、心強いものでした。毎回行なわれる 30 分の小テストは本試験のミニ版で読解、英作、単熟語が全て配置されていて、うまく時間配分し、すばやく答案を仕上るよい訓練になりました。
知念先生の毎回作ってくださる小テスト、精読英文、時事英単語は本試験の内容とそっくりで毎回本番だという気持ちで真剣に取り組みました。その積み重ねのお陰で本試験でも緊張することなくふだんの試験を受ける気楽さで問題と接することができました。また小テスト以外に行なう模擬試験では点数となって確実に実力が把握できるので、受けるたびに自分の実力がどの程度伸びたのか確認でき、自信が得られました。また、それが大きな励みとなりました。
本試験前数ヶ月間は1日最低でも8時間は勉強しました。最終的には「受かりたい」という気持ちが強い人から受かるのだと思います。少人数できめ細かい指導と最新の英文教材を使用し、無味乾燥になりがちな受験勉強が楽しくなりました。富士通訳アカデミーに通わなかったら、絶対に合格できなかったと思います。私にとって富士アカデミーは合格への羅針盤でした。ガイド試験は特殊な試験なだけに、やはりきちんとした先生のいらっしゃる専門校に通うのが合格への近道だと思います。
富士アカデミーで用意してくれる教材は、本当に実際の試験で役に立ったと思います。1次試験の時事英語や3次試験の統計数値、歴史のポイントでも、見たことのある問題がいくつも試験に出てきました。知念先生が用意してくださる読解用の文章はとても訳しにくいですが、きちんと予習することによって実際の試験問題を訳す力が自然とついてきます。知念先生を信じて、与えられた教材はとにかく身につけるよう努力し、徐々に自信を持てるようにしていくのが一番だと思います。
試験終わってからの感想ですが、焦ってあれもやろうこれもやろうと、あまり手を拡げないほうが結局良いのかなと思います。まず授業を確実に把握することです。合格できるか出来ないかはどれだけ多くの時間をこの試験のために費やしたかによると私は考えます。スタート時点での能力が多少低くても、情熱(やる気)が高ければカバー出来ます。また、逆も然りです。要はどれだけ多くの時間をこのために使うことが出来るかに絞られます。
毎回興味深い教材を使って、知念先生の明解な授業がくり広げられるので、楽しく、多くのことを吸収することができました。富士アカデミーは本当に信頼のできる人間味のある学校です。折にふれ、あたたかい言葉をかけて頂き、最後の最後まで親身になって頂きました。
子供のころの海外在住経験の影響か、昔から英語が大好きでしたが社会に出るまでこれといって特別な英語の勉強をしたことはありませんでした。3年前に仕事を辞めた際、時間が出来たこともあり以前から注目していたこの資格にチャレンジしてみようと思い立ちました。最初のうちは独学でもなんとかなるのではないかと甘い考えを抱き、普通の英会話学校に週一回程度通うかたわら英字新聞を中心に時事英語の独学をしていましたが、試行錯誤を繰り返した末に「やはりこのままでは埒があかない、専門の学校に行こう。」と富士アカデミーの門を叩いたのが1999年の4月のことでした。