私は、東京から新幹線で2時間程かかる地方都市に住んでいます。地元の金融機関にに勤め、2年前に定年退職しました。現役時代は、国際部門にも携わり、海外出張も何度かこなしました。その度に多少の英語力の必要性に迫られ、自分なり英字新聞を読んだり、NHKの語学講座等でbrush upしていました。しかし、国内部門に移ると、英語を勉強するゆとりなどなく、全く触れない期間が何年もあったりして、英語力向上という点では、成果の見えない不満足な生活を送っていました。
定年間近となり、何か形を残すものはないかと思い立ち、通訳ガイド試験を目標に英語の勉強を再開したのが受験の動機です。
■一次試験英語攻略法
私は、通信CDコースを受講しましたので、毎週送られてくる教材に全面的に依存しました。単熟語、精読用英文、リスニング、小テストと授業に沿って学習を進めました。
必ず予習をしてからCDを聞くこととし、力を入れたのは復習です。英文は必ず3回音読することを義務付けました。内容を理解した英文を音読するのは難解な英語をマスターしたような気がして気持ちのよいものです。
校内模試は、通信生は有利です。体調の良い時、自室でリラックスしてできますから。時々、成績優秀者番付に載って景品をいただき、励みになりました。
単熟語集、時事単語集は毎日やりました。覚えては忘れ、忘れては覚えるの連続です。老齢となり、忘れる割合が多いのには情けなくなりましたが、ボケ防止に役立つかもと思い、旅行にも持って行って欠かさずやりました。
■一次試験社会科攻略法
社会科は、昔の大学受験を思い出し、楽しみながらできました。山川日本史教科書は、3回程読みました。富士アカデミーの社会科テキスト、地理白地図帳は何回頁をめくったか記憶にありません。過去問や模試の解答合わせのときは、必ずこれらの教材に当って記憶を確かめました。
「一般常識」対策では、新聞やテレビニュースもガイド試験を意識して見ていました。
2次試験では、地方の通信生は大きなハンディを負っています。話す生の相手がいないのですから。ともかく春期と秋期の2次対策集中コースをとってCDを聞いてみましたが、実際自分の意見を声に出してみなければ話になりません。そこで、やむを得ず、地元の英会話スクールのDiscussion classに入って、発言力のトレーニングを意識的に行ないました。
何と言っても2次対策のノウハウやコツがつかめたのは11月23日(祝日)に行なわれた直前セミナーです。この時、初めて富士アカデミーを訪れ、CDではいつも聞いていた知念先生やブラウン先生と初めて対面しました。模擬インタビューテストを受け、ブラウン先生がくどい程言っていたEye contact!!Smile!!の声が今でも耳に残っています。丸一日、中味の濃いトレーニングをして、無料だなんて、本当に感激しました。この直前セミナーに出席していなかったら、合格はおぼつかなかったと思っています。
私は在職中、独学で勉強して、3回ガイド試験に挑戦しましたが、あえなく敗退しました。定年退職し、少しは勉強時間が取れるようになったので、早速富士アカデミーの通信講座を申し込み、この講座のみに集中して勉強しました。
このような経験から、
(1)ガイド試験に合格するという目標を絶対にあきらめないこと。
挑戦し続ければ、いつかは必ず報われるということを私も身をもって経験しました。
(2)やはり、効果的な勉強法というのはあるということがわかりました。私の場合、独学は無謀だったようです。もっと早く、富士アカデミーのコースを取っていれば、在職中に合格したのではないかと思っています。
私の住む地方都市にも、いわゆる英会話スクールは沢山ありますが、通訳ガイド受験専門コースはありません。東京や大都市の受験生は本当に恵まれていると思います。(うらやましい。これが大都市と地方の格差です。)
地方の受験生にとっては、通信教育が何よりの頼りです。そこで、富士アカデミーの通信コース、とにかく教材が素晴らしい。フレッシュなトピックの英文は、知的欲求を十分満たしてくれましたし、知念先生のこなれた日本語訳にはいつも感銘を受けました。
毎週送られてくるこの教材をしっかりやれば、必ず合格できると確信して、勉強を続けることができました。
地方でがんばる受験生には絶対富士の通信コースをお勧めします。(通信コースはCD,DVD,カセットテープがありますが、私はCDをお勧めします。映像は必ずしも必要とは思えませんし、テープは巻き戻しの時間がかかりますから。)
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