通訳ガイド試験合格者体験談-富士通訳ガイドアカデミー
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2006年度通訳ガイド試験当校合格者 2005年11月開講受講生
2006年度通訳ガイド試験当校合格者

西村  佳子さん

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自己紹介

私がガイド試験のことを初めて知ったのは大学生の時でした。とっても難しいと言われていた英検一級よりもはるかに難しい試験があるなんて驚きでした。当時の私の英語力といえば、文法も発音もいい加減、辞書なしではやさしい小説さえも読めませんでしたから、ガイド試験など私には全く無縁のものと思っていました。その後、夫のアメリカ駐在に同行して30代半ばで米国に3年間滞在しましたが、乳幼児を抱えて忙しく、英語どころではなく、せっかくの英語学習のチャンスを生かすことはできませんでした。その後も英語圏ではない国に何年か滞在しましたが、たとえ現地の言葉が出来なくても英語さえ話せれば何とか意思の疎通が出来ることから、英語学習の必要性を一層強く認識するにいたりました。また、いろいろな国々に滞在した経験から、今度は日本のよいところを外国人に紹介するようなことが出来たらいいなあと思うようになりました。そこで、ガイド試験を目標に独学で英語の勉強を始めました。何しろ、ガイド試験はとても難しいと若いころに頭の中に刷り込まれていましたから、ガイド試験用の勉強をするなど思いもよらず、先ずは英語の基礎的な読解力とリスニング力をつけねばとの思いから、英字新聞や推理小説などを辞書を引き引き読み、英語のニュースをわからないながらも多く聞くようにしました。その当時は、富士アカデミーのようなガイド試験のための学校があるとは知りませんでしたので、ガイド試験より易しいらしい英検1級に挑戦することにしたのです。そうして努力を続けているうちに、2005年に何とか英検1級に合格することが出来ました。この英検1級の合格は私にとって奇跡的であったにもかかわらず、私は無謀にも次は夢のガイド試験に挑戦すると決めてしまいました。英検1級の学習仲間から富士アカデミーのことを学費の安さ、知念先生のお人柄、教材のよさ、二次対策の充実などについていろいろ伺っていましたので、迷わず富士に入学することに決めました。

富士アカデミーの1次対策用の英語授業はすばらしかったと思います。私は、怠け者なので、単語集で単語を覚えるのがとても苦手なのですが、強制的に宿題の形で単語、熟語を覚えさせられ、テストまであるので恥をかかないようにずいぶんがんばりました。単語テストや模擬試験でよい点数を取るとご褒美がありましたので、それも励みになりました。壁に名前が張り出されるとこの次もがんばろうと思いました。精読用英文は英語をわかりやすいきれいな日本語に訳すとてもよい練習になりました。英検と違い、和文英訳、英文和訳をしなくてはいけないところが、ガイド試験の難しいところだと思います。この試験では正確な読解力と英作文の能力が必要とされるからです。このまま1次対策の英語の講義をまじめに受講し続けていたら私の英語力ももっと向上したかもしれませんが、残念なことに途中で出席するのをやめてしまいました。というのは、ガイド試験の要項が変更になり、英検1級の保有者は英語筆記試験が免除になったからです。

これは、私にとって朗報でした。なぜなら、わたしは、子供のころから地理と歴史が大の苦手で、恐らくはこの2教科のゆえにガイド試験には落ちるであろうと大いに恐れていたからです。英語の筆記試験の勉強のために時間をかける必要がなくなって、苦手な社会科の暗記物に専念できるようになったのです。とはいえ、苦手な社会科は、範囲が広すぎてどこから手をつけてよいのやらまったくわかりませんでした。ここでも、知念先生と富士の教材に大いに助けられました。地理が苦手で何県がどこにあるのか、何山、何川がどこにあるのかまったく知らなかった私ですが、地理白地図帳を使って数多くの国立公園、国定公園、全国の・・富士という名の山々、川、山脈、島、半島などの名と場所、などをとても効率よく覚えることが出来ました。試験前日まで白地図帳を使って何度も確認して勉強しました。また、社会科テキストの地理関連の説明もコンパクトに大事なところがまとめられていて、何を覚えなくてはいけないかがよくわかり、勉強の助けになりました。歴史は山川日本史教科書を苦労して読みました。歴史好きではないので、教科書を読んだだけでは頭に入らず、困りましたが、社会科テキストにポイントがわかりやすくまとめられてありましたので、結局それに頼ってしまいました。社会科テキストを読んでもう少し詳しく知りたいと思ったところについて教科書を読んで補いました。その他にも、私は、子供が高校で使っていた日本史資料集という教科書が家にありましたので、絵画や建造物などは資料集の写真や図版を見て確認するようにしていました。一般常識は範囲が膨大で何が出題されるか分からず不安でしたが、富士の社会科テキストを中心に勉強し、あとは新聞を読んだり世間で話題になっている事柄を覚えるようにしました。知識の確認のために本試験前には社会科テキストを何度も読み、過去問や模擬試験を繰り返して解きました。この頃には私は家庭の事情で講義にあまり出なくなっていたのですが、富士からは定期的にまとめて教材や模擬試験などを送ってくださったのでとても助かりました。

2次面接対策については、1度だけ富士の2次対策クラスを見学させていただいたのですが、教材も講師の先生もとてもよかったです。教材は時事性があり、講師の先生は明るく快活でテンポよく授業を進められていて、緊張感のあるとてもいいクラスでした。ただ、私は、少人数のクラスのほうが好きでしたので、受講しませんでした。私は、英検の2次面接試験に2度も落ちており、そのためにかなり集中的にディスカッションのクラスで面接試験対策をしたので、話すことには自信はありました。しかし何を質問されるかわかりませんので、2次対策として富士のプリントを参考にしながら、自分なりの答えを作ってみました。自分の考えがまとまらないものについては、富士のプリントの模範解答をそのまま暗記しました。難しいことをいろいろ覚えた割には、実際の試験での質問は簡単な事柄ばかりで拍子抜けしました。来年の試験はどうなるかわかりませんが、今年は、社会問題などについての質問はなく、原点に返って観光に関連するような質問が中心でした。日本の地理について聞かれましたが、うまく要領よく答えられず、もっと基本的な知識を身につけなければいけなかったのだと反省しました。

以上で私の受験勉強についてざっとまとめてみました。短期間の勉強で合格できたのは、運のよさと、英語筆記試験免除のおかげで社会科の勉強に専念出来たためだと思います。ことに、社会科に関しては、知念先生の講義と社会科テキスト、知識確認のミニテストがなければ挫折していたかもしれません。本当に富士アカデミーにはお世話になりました。ありがとうございました。

 


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